• 本

蔦屋重三郎

新版

平凡社ライブラリー 756

出版社名 平凡社
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-582-76756-8
4-582-76756-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 329P 16cm

商品内容

要旨

蔦屋重三郎とはなにものか?本書はこの問いに、この人物が何のためにどんな出版物をつくって売ったか、をもって答える。するとすぐさま消し去られるのは、体制に批判的な先進的文化人といったイメージであり、見えてくるのは、吉原出自の宣伝巧者、堅い商売に専心し、出版を組み込んで遊ぶ戯作文芸の仕掛けを利用して、失敗知らずの本づくりをたくらむ商人の姿である。蔦重を知り、この時代の文化・文学の基底を知るに必読の名著を、コンパクトな新版で。

目次

1 吉原の本屋蔦屋重三郎
2 天明期狂歌・戯作壇の形成と狂歌師蔦唐丸
3 戯作と蔦屋重三郎
4 蔦重の戯作出版とその流通
5 狂歌界の動向と蔦屋重三郎
6 絵本と浮世絵
7 寛政改革とその後

出版社
商品紹介

江戸文化を鮮やかにプロデュースした本屋・蔦重。厖大な資料を駆使してその仕事・秘密を描いた名著の、待望の新版・ライブラリー化。

著者紹介

鈴木 俊幸 (スズキ トシユキ)  
1956年、北海道生まれ。中央大学大学院博士課程満期退学。現在、中央大学文学部教授。専攻、書籍文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)