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現実界の探偵 文学と犯罪

出版社名 白水社
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-560-08185-3
4-560-08185-9
税込価格 2,860円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

要旨

動機を規定する深層へ。現代社会の最大の謎、無差別殺人の謎を探求する。

目次

夢野久作―現実界の探偵
島尾敏雄―不安の文学
武田泰淳―他者との遭遇
殺人禁止の掟とその効力
不特定多数を狙う犯罪
対象不特定の報復

著者紹介

作田 啓一 (サクタ ケイイチ)  
1922年生まれ。京都大学文学部哲学科(社会学専攻)卒業。現在、京都大学名誉教授。戦争責任の論理を追った『恥の文化再考』(筑摩書房、1967年)で脚光を浴びる一方、人間の行動を価値の次元でとらえた『価値の社会学』(岩波書店、1972年、岩波モダンクラシックス、2001年)で戦後社会学の方向を決定付けた。その後、文芸社会学を提唱するとともに、近年は『Becoming』誌を舞台に酒鬼薔薇事件など凄惨な犯罪に現れた「非合理的な動機」を探究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)