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講座生存基盤論 第2巻

地球圏・生命圏の潜在力 熱帯地域社会の生存基盤

  • 柳澤雅之/編 河野泰之/編 甲山治/編 神崎護/編
出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-87698-203-5
4-87698-203-1
税込価格 4,180円
頁数・縦 336P 22cm
シリーズ名 講座生存基盤論

商品内容

要旨

地球圏の変動を視野におさめつつ、森林・農耕と創り出す相互作用から生命圏と人間圏の新たな関係を考える。

目次

熱帯生存基盤の再構築―地球圏・生命圏と人間圏の相互作用系
第1編 地球圏・生命圏の動態と生存基盤(地球圏からみた熱帯―気候システムを中心に
気候変動・食糧生産・農村社会―1582年から2009年のフィリピン
水循環をつうじた無機的自然・森林・人間の相互作用系)
第2編 森とともに創り出す生存基盤(生存基盤としての熱帯多雨林―択伐天然林における木材生産
焼畑耕作が創出する生存基盤―種多様性が保持されるメカニズムに着目して
農の場としての森林―森林を利用したチャ栽培の構造と多面的機能)
第3編 農が創り出す生存基盤(樹木を組み込んだ耕地利用―作物の時空間配置から熱帯の未来可能性を考える
セネガルのセレール社会における生業変容と人為植生―樹木資源をめぐる技術と制度の変化
ベンガル・デルタの洪水、サイクロンと在地の技術)
第4編 熱帯生存圏における時間(熱帯生存圏における農業発展のメカニズム
熱帯バイオマス社会の複雑系―自然の時間、人の時間)

出版社
商品紹介

生産と効率が優越した近代化は生存基盤に歪みをもたらしつつある。地球圏と生命圏の論理を射程におさめ,熱帯社会の潜在力を探る。