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政党支配の終焉 カリスマなき指導者の時代

サピエンティア 24

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2012年6月
ISBNコード 978-4-588-60324-2
4-588-60324-8
税込価格 3,300円
頁数・縦 244,17P 20cm

商品内容

要旨

なぜ政治改革は失敗したのか。莫大な資産とマスメディアを武器に、首相となったベルルスコーニ。伝統ある既成政党は壊滅し、パフォーマンス政治家がはびこる。イタリアの政治をとりあげ、民主主義の問題をあぶりだす。

目次

序論 一〇年後
第1部 もはや政党は存在しない(沈黙のスパイラル
恐竜の没落
ルソーの亡霊
アメリカのフロンティア
イギリス労働党の雪辱)
第2部 指導者の復活(パーソナル・パーティ
民主主義の時代の「君主」
怖いもの知らずの「騎士」
傭兵隊長
首相党)
第3部 指導者の二つの身体(政治的身体
失われた根拠
理性・利益・情念)

出版社
商品紹介

政治が劇場型へ転換し、指導者のパフォーマンスが重視されると、既成政党は衰退しだす。欧州を例に、民主主義の問題をあぶり出す。

著者紹介

カリーゼ,マウロ (カリーゼ,マウロ)   Calise,Mauro
1951年ナポリに生まれる。現在、ナポリ・フェデリーコ二世大学・社会学部・教授(政治学)。国際政治学会副会長(2002‐2003年)、イタリア政治学会会長(2008‐2010年)、コーネル大学客員教授、パリ政治学院客員教授、ハーヴァード大学客員研究員等を歴任。ナポリの日刊紙『マッティーナ』に政治評論を定期的に寄稿。e‐learningシステムにも造詣が深く、ナポリ大学ではFederica(Federico 2 Open Courseware Portal)を開発、またコーネル大学のセオドア・ローウィ教授とともにインターネットを利用したインターラクティヴな政治学概念の辞書『ハイパーポリティックス』を2010年に刊行、現在は国際政治学会Web Portal for Electronic Sources部会長を務めている
村上 信一郎 (ムラカミ シンイチロウ)  
1948年神戸に生まれる。現在、神戸市外国語大学・外国語学部・国際関係学科・教授(国際政治史)。神戸大学大学院法学研究科博士課程修了(法学博士)。イタリア政府招聘留学生としてローマ大学に留学。コーネル大学客員研究員、フィレンツェ大学客員研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)