• 本

公共社会学 1

リスク・市民社会・公共性

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-13-050177-4
4-13-050177-1
税込価格 3,740円
頁数・縦 266P 22cm
シリーズ名 公共社会学

商品内容

要旨

大震災、環境問題、経済危機、ゆらぐ社会保障制度、グローバル化する世界。現代をとりまく深刻な諸課題を前にして、公共性の理念を軸に問題の構図を分析し、社会のありかたを問いなおす―。

目次

序 現代の危機と公共社会学という視座
1 公共社会学の理論(公共社会学とは何か
公共性の歴史的転換
信頼と社会関係資本―コールマンの分析的公共社会学
システム合理性の公共社会学
責任の社会学)
2 市民社会の公共性(“実践知”としての公共性―阪神・淡路大震災の自立支援
市民的公共性と芸術―市民社会における再現前的公共性
多民族社会における高等教育の公共性―マレーシアにおける国家と民間
世俗社会における宗教と公共性
現代中国における儒学的公共性)
3 テクノサイエンス・リスクのゆくえ(テクノサイエンス・リスクと知的公共財
原子力発電所をめぐる公共性と地域性
ダイオキシン論争の分析―政治性に対する政治的な批判を越えて
環境問題における批判的科学ネットワーク)

著者紹介

盛山 和夫 (セイヤマ カズオ)  
東京大学名誉教授/関西学院大学社会学部教授
上野 千鶴子 (ウエノ チズコ)  
東京大学名誉教授/立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授
武川 正吾 (タケガワ ショウゴ)  
東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)