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「甘え」とアタッチメント 理論と臨床

出版社名 遠見書房
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-904536-48-3
4-904536-48-7
税込価格 3,520円
頁数・縦 318P 19cm

商品内容

要旨

土居健郎の「甘え」理論とボウルビィのアタッチメント理論の歴史と現況を丁寧にたどり、実践者としても名高い執筆者らの手によって融合を試みたものである。成人の深刻な精神病理を示す患者の治療において、乳児期の体験の重要性が明らかになってきた中、臨床の世界において、乳児期のアタッチメント体験の質的検討に注目が集まっている。行動面に着目し、実証的な科学として発展してきたアタッチメント理論と、その子どものアタッチメント行動の背後にある、「甘え」理論。この両概念の理論的な架橋を試みた意欲的な本書は、多くの臨床家にヒントを与えるものであろう。

目次

1 総説
2 「甘え」理論の歴史と現況
3 「甘え」理論と臨床実践
4 アタッチメント理論の歴史と現況
5 アタッチメント理論と臨床実践
6 終章

著者紹介

小林 隆児 (コバヤシ リュウジ)  
西南学院大学人間科学部社会福祉学科(教授)。九州大学医学部卒業。専門、児童精神医学、臨床心理学
遠藤 利彦 (エンドウ トシヒコ)  
東京大学大学院教育学研究科(准教授)。東京大学大学院博士課程単位取得退学。専門:発達心理学、感情心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)