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本読みの獣道

大人の本棚

出版社名 みすず書房
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-622-08504-1
4-622-08504-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 251P 20cm

商品内容

要旨

子鹿のバンビはどこへ行ったのか。『君たちはどう生きるか』をどう生きるのか…。『コタンの口笛』『飛ぶ教室』『若草物語』ほか1950年代児童書の再読から戦後精神の原点を問う「いつか来た道とおりゃんせ」、近代文学を手がかりに失われゆく世相・文化をあざやかに捉えたエッセ・クリティック「一切合切みな煙」、日々の糧にしてネット社会とは一切無縁の超アナログ読書術「ふるほん行脚」。小津研究で知られる映画・文化史家が縦横に分け入り綴った読書の「けものみち」。

目次

1 いつか来た道とおりゃんせ―五〇年代児童が読んだ本(「アンデルセンのこと、なぞ」
『小公子』『小公女』をめぐる女性たち
『三太物語』に読む「戦争と平和」
ロビンソンと末裔たち―漂流綺譚三代記 ほか)
2 一切合切みな煙(煙草・ユーモラスな残酷
汽車に匂いがあった頃)
3 ふるほん行脚完結篇(風に吹かれて高尾‐八王子篇
御茶ノ水駅から駿河台下篇
ミステリー三昧、池袋西口篇
集う合間に馬車道‐野毛篇 ほか)

出版社
商品紹介

1950年代児童書の再読から日々の糧『ふるほん行脚』まで。小津研究で知られる著者が縦横無尽に分け入り綴った読書の「けものみち」。

著者紹介

田中 眞澄 (タナカ マサスミ)  
1946年、北海道に生まれる。慶應義塾大学文学研究科修士課程修了(国文学専攻)。映画・文化史家。2011年12月死去
稲川 方人 (イナガワ マサト)  
1949年、福島県に生まれる。詩人、編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)