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宇宙と素粒子のなりたち

学術選書 063

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-87698-863-1
4-87698-863-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 168P 19cm

商品内容

要旨

ゆらぎの支配する世界から、時空間や物質‐エネルギーはいかにして生まれたのか。場の量子論・ひも理論の概念的発展とともにいくつもの素粒子を予測・確認してきた素粒子物理学の成果が、宇宙の始まりを探求する上でも重要な役割を果たしている。ミクロとマクロの両極にあるかに見える二つのテーマをむすぶ究極の理論とはいかなるものなのか。二十世紀の物理学を振り返りつつ、二十一世紀の物理学を展望する。

目次

第1章 対称性の自発的破れと素粒子物理(「対称性の自発的破れ」とは
物質の階層性と素粒子 ほか)
第2章 宇宙の始まる前(「宇宙」という言葉
ものさしを変えて見る―日常の物理と宇宙の物理 ほか)
第3章 究極理論に向けて―超ひも理論の展望(自然科学の発展のしかた
基本的な粒子と相互作用 ほか)
第4章 二十世紀の物理から二十一世紀の物理へ(アインシュタインの二十世紀
現代物理学の地平と展望 ほか)

出版社
商品紹介

超弦理論は「万物の理論」となるか?天文学と素粒子物理学が手を取りあって、究極のマクロと究極のミクロに挑む。

著者紹介

糸山 浩司 (イトヤマ ヒロシ)  
大阪市立大学大学院理学研究科数物専攻教授。Ph.D。1956年生まれ、東京大学理学部物理学科卒業、米国コロンビア大学大学院修了、フェルミ国立加速器研究所研究員、ニューヨーク州立大学理論物理学研究所研究員、大阪大学大学院理学研究科助教授を経て、現職
横山 順一 (ヨコヤマ ジュンイチ)  
東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター教授。東京大学理学博士。1967年生まれ、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程中退。東京大学助手、フェルミ加速器研究所研究員、京都大学基礎物理学研究所助教授、大阪大学助教授などを経て現職
川合 光 (カワイ ヒカル)  
京都大学大学院理学研究科物理学第二教室教授。東京大学理学博士。1955年生まれ、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。米国コーネル大学リサーチアソシエイト、アシスタントプロフェッサー、東京大学理学部助教授、高エネルギー研究所教授を経て、現職。理化学研究所仁科加速器センター主任研究員を兼務
南部 陽一郎 (ナンブ ヨウイチロウ)  
シカゴ大学名誉教授、大阪市立大学名誉教授。理学博士(東京大学)。1921年生まれ、東京帝国大学理学部卒。大阪市立大学理工学部助教授、同教授、プリンストン高等研究所研究員、シカゴ大学助教授、同教授を歴任。2008年ノーベル物理学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)