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〈優生〉・〈優境〉と社会政策 人口問題の日本的展開

出版社名 法律文化社
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-589-03540-0
4-589-03540-5
税込価格 6,930円
頁数・縦 320P 22cm

商品内容

要旨

生命の“質”から生活の“質”へ。戦前の人口の“質”に関する論議から戦後の人口論まで、人口問題と社会政策をめぐる日本的系譜の全体像に迫る。

目次

課題と方法
第1部 優生・優境思想と社会政策(優境概念の展開―池田林儀を中心に
社会衛生学の形成―暉峻義等を中心に
少年教護法にみる優生思想―富士川游を中心に
エレン・リチャーズの優境思想と日本)
第2部 人口問題からみた社会政策論史(人口政策論の軌跡―戦前から戦後へ
社会政策から人口政策へ―永井亨を中心に
出生促進から家族計画へ―北岡壽逸を中心に
女性問題論と社会政策)
第3部 社会政策論の日本的特質(社会政策本質論争再考―戦前から戦後へ
農繁期託児所と社会政策―1930年代の一断面
戦時社会政策と社会事業―大河内一男・海野幸徳・沼佐隆次
前著『人口・家族・生命と社会政策』への書評に応える)
社会科学のなかの社会政策と人口問題

出版社
商品紹介

1920年〜70年代の人口問題をめぐる政策の形成・発展をたどり、日本の社会政策論の史的特質に迫る。

著者紹介

杉田 菜穂 (スギタ ナホ)  
1980年生まれ。2009年、大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程修了、博士(経済学)。現在、同志社大学政策学部嘱託講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)