• 本

インダス 南アジア基層世界を探る

環境人間学と地域

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-87698-300-1
4-87698-300-3
税込価格 6,050円
頁数・縦 454P 図版12P 22cm

商品内容

要旨

強大な国家権力を持たず、大河にも依存しなかった異色の古代文明、インダス。その衰退の要因は、劇的な天災でも戦争でもなく、ネットワークの崩壊だった―文理融合による学際的アプローチで、インダス文明衰退の謎に迫る。日本隊初のインダス文明遺跡発掘調査(カーンメール遺跡、ファルマーナー遺跡)の成果も収録。

目次

南アジア基層世界とは
第1部 自然環境を復元する(南アジアの自然環境
消えた大河とインダス文明の謎
海岸線環境の変化と湾岸都市の盛衰
南アジアのモンスーン変動をとらえる)
第2部 人々の暮らしを復元する(発掘とGIS分析でインダス文明都市を探る
工芸品からみたインダス文明期の流通
インダス文明の衰退と農耕の役割
インダス文明の牧畜
インダス文明に文字文化はあったのか
アーリヤ諸部族の侵入と南アジア基層世界)
第3部 現代へのつながりを辿る(インド冬作穀類の起源と変遷
DNAからたどる南アジア人の系統
多言語多文化の世界―現代南アジアから見る
南アジアにカースト・ネットワークを見る)
新しいインダス文明像を求めて

出版社
商品紹介

インダス文明はなぜ衰退したのか?当時のインダス地域における人類社会と自然環境の関係を復元し,その謎の解明に挑戦する。

著者紹介

長田 俊樹 (オサダ トシキ)  
総合地球環境学研究所名誉教授および客員教授。専門分野:言語学、南アジア研究、インダス文明(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)