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歴史的賠償と「記憶」の解剖 ホロコースト・日系人強制収容・奴隷制・アパルトヘイト

サピエンティア 33

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-588-60333-4
4-588-60333-7
税込価格 4,070円
頁数・縦 318P 20cm

商品内容

要旨

地域の事例を比較考察し、新たに展開している賠償政治の見取り図を提示する。

目次

第1章 浮上する水面下の歴史(過去を償う:簡略な思想史
歴史の雪崩 ほか)
第2章 賠償政治の解剖(賠償の定義
賠償政治の見取り図 ほか)
第3章 記念・補償・和解―日系アメリカ人と日系カナダ人の賠償要求(背景:強制収容の経験
賠償と和解 ほか)
第4章 四〇エーカー―アメリカの黒人にとっての賠償(黒人のアメリカ人に対する賠償を求める闘争
合衆国における黒人に対する賠償:現在にいたる展開 ほか)
第5章 ポストコロニアルな賠償―アパルトヘイト後のナミビアと南アフリカにおける賠償政治(ナミビアにおける賠償政治
アパルトヘイト後の南アフリカにおける賠償政治 ほか)

出版社
商品紹介

各々の地域の歴史的賠償における共通の時代背景をもち、先行する歴史経験にどのような影響を受けてきたか事例をもとに比較考察する。

著者紹介

トーピー,ジョン・C. (トーピー,ジョンC.)   Torpey,John C.
1959年生まれ。カリフォルニア大学アーヴァイン校の社会学助教授、ブリティシュ・コロンビア大学の人類学・社会学・ヨーロッパ研究学科の准教授を歴任。現在、ニューヨーク市立大学大学院の社会学教授。カリフォルニア大学バークリー校から、社会学の博士号を取得
藤川 隆男 (フジカワ タカオ)  
1959年生まれ。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。オーストラリア史やホワイトネス・スタディーズの研究などを行なう
酒井 一臣 (サカイ カズオミ)  
1973年生まれ。現在、京都橘大学文学部歴史学科助教。日本外交史を文明論の観点から研究する。著書に、『近代日本外交とアジア太平洋秩序』(昭和堂、2009年)(大平正芳記念賞)など
津田 博司 (ツダ ヒロシ)  
1981年生まれ。現在、筑波大学人文社会系助教。オーストラリアとカナダを中心とするイギリス帝国史の研究を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)