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新しい政治主体像を求めて 市民社会・ナショナリズム・グローバリズム

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-588-62525-1
4-588-62525-X
税込価格 6,160円
頁数・縦 377,5P 22cm

商品内容

要旨

閉塞した現在の政治を担う主体を構想できるのか。世界秩序が揺れ動き、従来の国民概念・市民概念が変革を迫られる今、新たな理論的地平を切り開く。

目次

政治主体についての仮説的整理
第1部 国民を超えて(政治主体としての世界市民―M.ヌスバウムのcompassion論
集合的アイデンティティーに関する一試論―ナショナリズム、愛国心、コスモポリタニズム)
第2部 市民の位相(市民たちの空間―アテナイ・デモクラシーの歴史的・制度的考察
政治主体の形成における「自由」の考察―アリストテレス自由論を手掛かりに
民主的政治主体の形成―久野収と小林トミの思想と行動
マス・ソサエティにおける政治主体の「市民性」
政治主体としての宗教的市民―ハーバーマスのポスト世俗社会論)
第3部の前に 問題の深化のために(政治の「周辺化」や「脱領域化」にどう応えるか)
第3部 新しい主体の可能性に向けて(コミュニタリアニズムとコスモポリタニズムをつなぐ「住民」
環境保護の主体―食料主権を核とする環境的シティズンシップ
グローバル・リスク社会における新たなる政治主体)

出版社
商品紹介

揺れ動く世界秩序を前に、従来の国民概念・市民概念は変革を迫られている。閉塞した現在の政治を担う新たな主体は構想できるのか。

著者紹介

岡本 仁宏 (オカモト マサヒロ)  
1955年生まれ。関西学院大学法学部教授(政治哲学・NPO/NGO論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)