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テプフェール マンガの発明

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2014年4月
ISBNコード 978-4-588-42013-9
4-588-42013-5
税込価格 3,520円
頁数・縦 263P 22cm

商品内容

要旨

西洋世界で初めて、物語を展開するコマ割りマンガを制作し、その最初の理論化まで遂行した異才ロドルフ・テプフェール。その生涯と作品を、現代最高のマンガ研究者・批評家が紹介し、作家の歴史的意義を明確に位置づけた画期的著作。線と記号による芸術としての、マンガの起源と現在に関心をもつ万人に必読に書。『観相学試論』ほか、テプフェール自身の理論的テクストも収録。

目次

1 顔と線―テプフェール的ジグザグ(観相学の再発見
新たな言語
リーニュ・クレールの源泉へ
写真あるいは線のない顔
自由への思考)
2 ある芸術の誕生(1830年以前のカリカチュアと民衆版画
テプフェール氏がマンガを発明する
マンガはテプフェールの後継者?)
3 テプフェール自身の語るテプフェール(ある実施要綱に関する考察
『ジャボ氏の物語』への注記
『ジャボ氏の物語』海賊版に関する注記
『転写石版試作集』への注記
カムとの往復書簡
観相学試論)
補遺 テプフェールのマンガ

出版社
商品紹介

西洋世界で初めて、物語を展開するコマ割りマンガを制作した異能の作家の生涯と作品を、現代最高のマンガ研究者・批評家が紹介する。

著者紹介

グルンステン,ティエリ (グルンステン,ティエリ)   Groensteen,Thierry
1957年ベルギー生まれ。『バンド・デシネのシステム』で博士号取得(トゥールーズ第二大学)
ペータース,ブノワ (ペータース,ブノワ)   Peeters,Beno^it
1956年パリ生まれ。1980年代から幼なじみのフランソワ・スクイテンとともに『闇の国々』シリーズを手掛け、以後、BDの原作者として活躍。同シリーズは10の言語に訳され、数々の賞を受賞した。BD以外にもエッセイ、評伝、映画、テレビ、ラジオドラマの制作など多岐にわたる活動を展開
古永 真一 (フルナガ シンイチ)  
1967年生まれ。パリ第七大学留学を経て早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。首都大学東京准教授。フランス文学
原 正人 (ハラ マサト)  
1974年生まれ。学習院大学人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。バンド・デシネ翻訳者
森田 直子 (モリタ ナオコ)  
1968年生まれ。東北大学大学院情報科学研究科准教授。文字と図像の物語メディア史、フランス語圏文学、文学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)