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セクシュアリティの戦後史

変容する親密圏/公共圏 8

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2014年7月
ISBNコード 978-4-87698-392-6
4-87698-392-5
税込価格 4,400円
頁数・縦 348P 22cm

商品内容

要旨

恋愛や性愛はどのようなものとして表象/実践されたのか?戦後のセクシュアリティ規範を問い、親密性の内実を歴史的に解明する。

目次

1 純潔と異性愛(純潔教育の登場―男女共学と男女交際
純潔教育委員会の起源とGHQ
異性愛文化としての少女雑誌文化の誕生
雑誌『平凡』に描かれた純潔
「感じさせられる女」と「感じさせる男」―セクシュアリティの二枚舌構造の成立)
2 同性愛という概念(戦後日本における「レズビアン」カテゴリーの定着
パンパン、レズビアン、女の共同体―女性映画としての『女ばかりの夜』(1961)
戦後日本における「ホモ人口」の成立と「ホモ」の脅威化
1970年代における男性同性愛者と異性婚―『薔薇族』の読者投稿から)
3 メディアにおける性愛の表象(Kissのある日常―『週刊マーガレット』におけるキスシーンの定着過程
1970〜1990年代の『セブンティーン』にみる女子中高生の性愛表象の変容
楽しむものとしての“性”はいかにしてもたらされたか―1970〜1980年代の『少女コミック』の場合
マンガにおける農村の「性」とジェンダー―「むら」のファンタジー
女性ジャンルに表れる“恋愛”と韓国女性―テレビドラマを通じて)

出版社
商品紹介

戦後日本における異性愛、同性愛のイメージ成立、メディアでの性の表象を考察し、セクシュアリティという概念の歴史的変容を辿る。

著者紹介

小山 静子 (コヤマ シズコ)  
1953年生まれ、京都大学大学院人間・環境学研究科教授
赤枝 香奈子 (アカエダ カナコ)  
大谷大学文学部講師
今田 絵里香 (イマダ エリカ)  
1975年生まれ、成蹊大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)