• 本

人間機械論 人間の人間的な利用 新装版

第2版

出版社名 みすず書房
出版年月 2014年9月
ISBNコード 978-4-622-07883-8
4-622-07883-X
税込価格 3,850円
頁数・縦 206P 19cm
シリーズ名 人間機械論

商品内容

要旨

通信と制御の観点から、機械、生物、社会を捉えるサイバネティックスという新しい学問分野を創始し、命名したウィーナー。その主著『サイバネティックス』の内容を、よりわかりやすく説いたのが本書である。第2版では、その概念が普及した状況から、より思想的・哲学的考察に重点をおいて改訂。自動機械や統治など、科学や社会の未来を予見しつつ警鐘を鳴らす。

目次

1 歴史におけるサイバネティックス
2 進歩とエントロピー
3 固定性と学習:通信行動の二つのパターン
4 言語の仕組みと歴史
5 通信文としての組織
6 法律とコミュニケーション
7 コミュニケーション・機密・社会政策
8 知識人と科学者との役割
9 第一次および第二次産業革命
10 ある種の通信機械とその将来
11 言語、かく乱、通信妨害

著者紹介

ウィーナー,ノーバート (ウィーナー,ノーバート)   Wiener,Norbert
1894‐1964。ポーランドに生れ、アメリカに渡ったユダヤ人の言語学者レオ・ウィーナーの長子として生れた。天才肌の父のもとで知能早熟児として出発した彼は、9歳でハイスクールに特別入学し14歳でハーヴァード大学に入学、18歳で数理論理学の論文で学位をとる。まもなくイギリスに渡りケンブリッジ大学でバートランド・ラッセルから数理哲学を学び、ついでゲッチンゲン大学にも学び、帰米して1919年マサチューセッツ工科大学講師、34年以後同大学の数学教授
鎮目 恭夫 (シズメ ヤスオ)  
1925年東京に生れる。1947年東京大学理学部物理学科卒業。科学思想史専攻。科学評論家。2011年歿
池原 止戈夫 (イケハラ シカオ)  
1904年大阪に生れる。1928年マサチューセッツ工科大学卒業。理学博士。東京工業大学名誉教授。1984年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)