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吉松隆の調性で読み解くクラシック

1冊でわかるポケット教養シリーズ

出版社名 ヤマハミュージックメディア
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-636-90930-2
4-636-90930-5
税込価格 1,045円
頁数・縦 202P 15cm

商品内容

要旨

「運命」はなぜハ短調で扉を叩くのか?クラシックの長調、短調にはワケがある。現役作曲家が解き明かす、ありそうでなかった「調性」本!!

目次

1 調性とは何か?―メロディからハーモニーへ
2 楽器からみた調性―得意な調と苦手な調
3 科学的にみた調性―自然倍音から音階、平均律へ
4 調性の歴史―聖歌から機能和声へ
5 調性に関するエトセトラ―東洋の調性から天体の音楽まで
6 それぞれの調性の特徴と名曲―長調、短調から微分音階まで

出版社・メーカーコメント

長調は「楽しい」、短調は「悲しい」? 作曲家はどうやって調性を選ぶの? 調性(スケール)については不思議なことがいっぱい。これを作曲家の吉松隆氏が分かりやすく解説します! 商品の説明 和声法だのコード進行だのを何も知らなくても、最後の「ジャーン」という和声に辿り着くと誰でも「ああ、終わった」という開放感に満たされる。これは「音」というものが最初から持っている「科学的」に説明できる性格なのだろうか。あるいは、それを聞く人間の耳や感情によって起こる「感覚」の問題にすぎないのだろうか。もしくは、人間が生まれつき持っている「本能」? それとも子供の頃から聞いてきた音楽の体験から染み込んだ「記憶」あるいは「くせ」? この書では、そんな「ハーモニー」や「調整」の謎と秘密について、独断と私見も含めて解説してゆこう。(本書「はじめに」より) [目次] 第1章:調性とは何か 調性の性格/調性と色彩/ストレスの短調 etc. 第2章:楽器からみた調性 作曲家はどうやって調性を選ぶのか? etc. 第3章:科学的にみた調性 「光」の長調、「影」の短調/音律の話 etc. 第4章:調性の歴史 音楽の父の誕生/無調と12音 etc. 第5章:調性に関するエトセトラ 日本の「調」の話 etc. 第6章:それぞれの調性の特徴と名曲 ハ短調からホ短調(全24調) etc.

著者紹介

吉松 隆 (ヨシマツ タカシ)  
作曲家。1953年(昭和28年)東京生まれ。慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかはロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学ぶ。1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。評論・エッセイなどの執筆活動のほか、FM音楽番組の解説者やイラストレイターとしても活躍中。TV・映画音楽も多く手がけており、近年では2009年に映画『ヴィヨンの妻』(監督:根岸吉太郎)の音楽(第33回日本アカデミー賞優秀音楽賞)、2012年にNHK大河ドラマ『平清盛』の音楽を担当(第67回日本放送映画芸術大賞放送部門最優秀音楽賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)