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幻の佐平焼 油滴天目花器への挑戦

出版社名 吉備人出版
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-86069-409-8
4-86069-409-0
税込価格 1,540円
頁数・縦 115P 図版6枚 21cm

商品内容

要旨

浮田佐平―寝食を忘れ、最も困難とされた「油滴天目」の花器作陶に挑戦した一人の男がいた。

目次

第1部 浮田窯と佐平焼(七十五年目の検証)(残された数少ない資料をもとに
日用品ではなく花器で勝負をしたい ほか)
第2部 「佐平焼」の命運を左右した釉薬(釉薬の魅力とその罠
遺品に残された重要な証拠 ほか)
第3部 「売らずの佐平焼」と言われて(結晶釉の情報集めの努力
勘による釉薬調合への挑戦 ほか)
第4部 壮大な男のロマン(栄光の佐平焼
耐熱セラミックを焼いたエピソード ほか)
第5部 「浮田窯」廃窯への道(戦争・本業の斜陽化・病魔
子どもたちが見た佐平の晩年 ほか)

出版社・メーカーコメント

岡山・津山市の鶴山城址の東山麓の宮川沿いに、大規模な「階段状連房式登り窯」を築き、大正の末期から昭和の初期の十数年間、「油滴天目」の花器作陶に挑戦した男がいた。その名を浮田佐平という。「幻の佐平焼」とも「売らずの佐平焼」ともいわれ、これまでそのことを詳しく記述した資料は明らかになっていない。本書は、浮田家とその関係者がくわしく内部資料を検証し、「佐平焼」について知り得た真相の全容を公開したものである。

著者紹介

浮田 順子 (ウキダ ノブコ)  
岡山市出身。岡山大学教育学部卒業。現浮田建設(株)取締役。現愛知商事(株)代表取締役および『佐平館』管理者。浮田家家族
北山 三和枝 (キタヤマ ミワエ)  
津山市出身。美作女子短期大学卒業。元美作女子大学付属幼稚園教諭。現幼児教育支援活動に従事。浮田家親族
國米 欣明 (コクマイ ヨシアキ)  
津山市出身。広島大学医学部卒業。医師および著作家(医学博士)。浮田家外戚(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)