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眼は巡歴する 沖縄とまなざしのポリティーク

出版社名 未來社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-624-71097-2
4-624-71097-5
税込価格 3,080円
頁数・縦 291P 20cm

商品内容

要旨

沖縄屈指の批評家による“沖縄批評三部作”以後の映像論。東松照明、山田實、比嘉康雄、大城弘明、森口豁、岡本太郎、島尾敏雄などを論じ、写真と映画を自在に往還するその結び目に沖縄と日本の葛藤を浮かび上がらせる。映像の詩学と関係の思想を打ち立てようとするエッジの利いた批評的思考の軌跡。

目次

第1部 琉球烈像(ゼロに萌える―山田實の帰還とリアリズム
無名の造型と母たちへのレクイエム―比嘉康雄の「情民」の原像
“シジ”を運び、“シジ”を撮る、結界のメディウム
記憶の地図と測量士―大城弘明のイクサと時代
“さよなら”と“さよなら”の狭間で―森口豁のトポロジー)
第2部 琉球電影烈伝(記憶と夢のスクランブル
地勢学的想像力と暴力の審級―『海燕ジョーの奇跡』をめぐる累進する“南”)
第3部 恋するEXO(イメージの群島と光の詩学―東松照明と沖縄クロニクル・四〇年
ラブレターと挑発のインターフェース―“沖縄へ/沖縄から”の結び目
太郎の“写真”を見ることのジレンマ
“一つの恋”の終りのために
ヤポネシアはどこへ行った―播種、騙り取り、そして越境するEXO)

著者紹介

仲里 効 (ナカザト イサオ)  
1947年、沖縄南大東島生まれ。法政大学卒。批評家。1995年に雑誌「EDGE」(APO)創刊に加わり、編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)