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徳・商業・文明社会

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-87698-617-0
4-87698-617-7
税込価格 6,600円
頁数・縦 412P 22cm

商品内容

要旨

人間性の本質となる「徳」と営みとしての「商業」とから拡大したヨーロッパの「文明社会」の本質を社会・政治・経済の思想史から論じる。

目次

政治思想としての歴史叙述―ある研究計画の形成についての報告
第1部(17世紀イングランドにおける信用と基金
ミシシッピ・バブル後のブリテン―ジョン・ロー来訪をめぐる信用論争
ジョン・ロックと啓蒙の始まり
ジャン・バルベラックの「啓発された自己愛」
アベ・ド・サン=ピエールの商業社会論―啓蒙の功利主義)
第2部(「文明化された君主政」論の王党派的起源―フィリップ・ウォリック、エドワード・ハイドと、ヒューム
アダム・スミスにおける学問と思想―個と普遍をめぐって
文明社会史論としてのスミス経済学
啓蒙の世界観―ポープとスミスの「見えざる手」
ルソーとプーフェンドルフ
反革命思想と経済学―マルサス『食糧高価論』に関する一考察)
第3部(ベンサム、アメリカ、共和政
コールリッジをめぐる理論家と歴史家の対話―アレン=モロウ論争再訪
ハイエクと現代共和主義論
アイン・ランド―経済学のマキアヴェッリ
ゲーム理論とスミス『道徳感情論』)
「徳、商業、文明社会」の諸問題

出版社
商品紹介

ポーコックらによって刷新された思想史研究の成果を踏まえ、徳・商業・文明社会に関連する近代ヨーロッパの多様で豊かな世界を描く。

著者紹介

坂本 達哉 (サカモト タツヤ)  
慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会海外特別研究員、慶應義塾大学経済学部助手・助教授を経て、1996年より慶應義塾大学経済学部教授
長尾 伸一 (ナガオ シンイチ)  
京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。滋賀大学経済学部助手・講師・助教授、広島大学経済学部助教授、名古屋大学経済学部助教授を経て、2003年より名古屋大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)