コーラス・オブ・マッシュルーム
出版社名 | 彩流社 |
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出版年月 | 2015年7月 |
ISBNコード |
978-4-7791-2131-9
(4-7791-2131-0) |
税込価格 | 3,080円 |
頁数・縦 | 267P 20cm |
商品内容
要旨 |
カナダに生きる日系人家族三世代の女たち。日本語しか話さない祖母ナオエと、祖母の言葉がわからない孫娘ミュリエル(ムラサキ)。二人が時空を超えて語り出す―マジックリアリズムの手法で描く、日系移民のアイデンティティと家族の物語。コモンウェルス処女作賞・加日文学賞を受賞した「日系移民文学」の傑作! |
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おすすめコメント
ヒロミ・ゴトー氏、来日記念出版(2015年6月来日)! 祖母と孫娘が時空を超えて語り出す─― マジックリアリズムの手法で描く、日系移民のアイデンティティと家族の物語。コモンウェルス処女作賞・加日文学賞を受賞した「日系移民文学」の傑作! カナダに生きる日系人家族三世代の女たち。カナダ西部アルバータ州の小さな町ナントンで、唯一の日系移民家族として、マッシュルーム農園を営むミュリエル一家。20年間、日本語しか話さない祖母ナオエ、カナダの白人社会に同化すべく「日本」を捨てた娘ケイコ、日本語がわからない孫娘ミュリエル(ムラサキ)。母と孫娘の語りを軸に展開するパラレルワールド。移民家族の「自分探し」の物語と、名字に秘められた思いが明かされていく── 「ムカーシ、ムカーシ、オオムカシ……」で始まる日本の昔話の枠組みや語り直し、ローマ字やひらがな、漢字を取り入れた語りにより、日系移民のアイデンティティを見事に描きだす。