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進化する遺伝子概念

出版社名 みすず書房
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-622-07914-9
4-622-07914-3
税込価格 4,180円
頁数・縦 239,37P 20cm

商品内容

要旨

人類は受精・遺伝・発生をどう捉えてきたか。身体を作る情報はいかにして親から子に伝えられ、何を遺伝子と考えるのか。フランス発生進化学者が描く歴史と研究の最前線。

目次

第1章 遺伝子概念以前
第2章 遺伝子概念の誕生―記号としての遺伝子
第3章 染色体上の遺伝子
第4章 分子レベルの遺伝子
第5章 分子レベルの遺伝子概念の今日的危機
第6章 あらためて遺伝子と遺伝情報を考える

出版社
商品紹介

古代・中世の受精・遺伝・発生の考え方から環境に支配される動的なシステムという最先端のDNA観まで。生命の謎に挑む学問の歩み。

おすすめコメント

受精・遺伝・発生・繁殖をめぐる古代・中世のとらえ方から、「場」や環境に支配される動的な生命システムという最先端のDNA観まで、遺伝子のエポック・メーキングな研究をたどる。生物をかたちづくる謎に挑んだ学問の歩みを描き出す。

著者紹介

ドゥーシュ,ジャン (ドゥーシュ,ジャン)   Deutsche,Jean
パリ第6大学で遺伝子学の教授をつとめ、現在は名誉教授。比較発生遺伝学(エボデボ)という新しい分野を推進し、発生生物学と進化論を統合することを目指した。ミトコンドリアの遺伝の研究やHox遺伝子などの解析を中心として活躍。著書に『カタツムリをタクシーだと思っている虫』2007(ジャン・ロスタン賞2008)などがある。啓蒙分野でも活躍する。フランスを代表する遺伝・発生学者
佐藤 直樹 (サトウ ナオキ)  
1953年、岐阜市生まれ。東京大学理学部生物化学科卒業。同大学院理学系研究科博士課程生物化学専門課程単位修得退学、同年、理学博士。東京学芸大学教育学部助教授、埼玉大学理学部教授をへて、2004年より東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系教授。専門は植物ゲノム・生命科学・生物情報解析など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)