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ステップファミリーをいかに生き,育むか うまくいくこと,いかないこと

出版社名 金剛出版
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-7724-1451-7
4-7724-1451-7
税込価格 4,620円
頁数・縦 331P 21cm

商品内容

要旨

「家族になる」ための処方箋。血のつながらない家庭「ステップファミリー」に起こる苦悩や葛藤―。それらはどうすれば解消できるのか。仔細な臨床ケースをとおして、家族の絆を結び直す最善策を提案する!

目次

第1部 基礎となること
第2部 5つのチャレンジ
第3部 4つの「異なる」ステップファミリー
第4部 時間をかけて育つステップファミリー
第5部 ステップファミリーが成長するための支援
ステップファミリーになることはある出来事ではなく、プロセスである

おすすめコメント

「ステップファミリー」、それは子連れ再婚により、血のつながらない親子関係が生じた家族。それらの家族には、さまざまな課題や問題が起こってくる。継親は「身動きのとれないアウトサイダー」であり、実親は「身動きのとれないインサイダー」である。実親は、歴史、習慣、深い愛着を子どもと共有しているが、継親はしていない。実親−子関係に対して継親は「アウトサイダー」の立場で身動きが取れなく、のけ者にされている、拒否されている、ここにふさわしくないと感じていることが多い。一方、実親は、子どもにも新しいパートナーにも近い所にいて、「身動きのとれないインサイダー」であり続ける。そして、子どもたちは喪失感や忠誠葛藤、そして変化に苦しむ。本書では、上手な継親による子育てと実親による子育や、ステップファミリーのしつけについて、実践的な情報やエビデンスに基づいたガイダンスを集め、ステップファミリーの課題に取り組むたくさんのステップカップルを紹介し、課題を乗り越えるために用いた「最善策」を提供する。本書はステップファミリーをはじめ、セラピストや医師、法律家、宗教家、教育者など、ステップファミリーを支援する人々のために役立つ一冊である。

著者紹介

ペーパーナウ,パトリシア (ペーパーナウ,パトリシア)   Papernow,Patricia L.
1981年以来、現在ボストンで開業臨床を続け、個人、カップル、家族の臨床にあたっている。同時に臨床家へのスーパービジョンを積極的に行っている。2010年からはInstitute for Stepfamily Educationのディレクター、ハーバード大学医学部での臨床インストラクター、Chirls River Geshtalt Therapy Centerのディレクター(1981‐1987)など、指導者として活躍している
中村 伸一 (ナカムラ シンイチ)  
1975年順天堂大学医学部卒業、医学博士。1978年同医学部精神医学教室卒後研修プログラム修了。1989年中村心理療法研究室開設。日本家族研究・家族療法学会前会長、米国家族療法アカデミー正会員、アジア家族研究・家族療法協会副会長・理事、日本思春期青年期精神医学会運営委員・編集委員、包括システムによる日本ロールシャッハ学会元理事。Asian Center for Therapeutic Assessment:Execuuve Director
大西 真美 (オオニシ マミ)  
2004年上智大学大学院文学研究科心理学科修士課程修了。2012年東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士満退。2015年大正大学人間学部臨床心理学科専任講師。臨床心理士・家族心理士。FAIT研究会のメンバーとして、離婚を経験する子どもと家族を支援している
吉川 由香 (ヨシカワ ユカ)  
千葉県スクールカウンセラー、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)