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温泉の平和と戦争 東西温泉文化の深層

出版社名 彩流社
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-7791-2179-1
4-7791-2179-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 235P 19cm

商品内容

要旨

古代ギリシアではポリスの神殿が「アジール/聖域」と認められていた。それは「平和の湯」とされた浴場・湯屋、さらには温泉(地)と深くかかわってくる。温泉(地)は心身の疲れを癒すばかりでなく、魂を救済し、命をも活かす。平和と戦争の問題を通じて、温泉(地)の持つ存在意義、特性をここに見つめ直す。

目次

第1章 平和な「アジール」としての湯屋・温泉
第2章 温泉地の原風景を求めて―聖なる場の平和
第3章 平和な中立地帯としての温泉地
第4章 戦と温泉発見伝説
第5章 避難行と戦国実利の先に温泉
第6章 戦時の人びとを受け容れた温泉地
終章 逆手にとられる“温泉の平和”

著者紹介

石川 理夫 (イシカワ ミチオ)  
温泉評論家。日本温泉地域学会会長。1947年生まれ。東京大学法学部卒業。温泉評論・執筆の傍ら、共同湯、温泉文化史等の研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)