• 本

大山猫の物語

出版社名 みすず書房
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-622-07912-5
4-622-07912-7
税込価格 5,940円
頁数・縦 340,41P 20cm

商品内容

要旨

主著『神話論理』に連なる「小神話論理」三部作『仮面の道』『やきもち焼きの土器つくり』を継ぐ最後の書。ほぼ半世紀をかけたL‐S神話研究の到達地平とは。

目次

第1部 霧の方へ(時ならぬ妊娠
コヨーテ父子
ツノガイを盗む女たち
時をさかのぼる神話
運命を告げる宣告
シロイワヤギたちへの訪問)
第2部 晴れ間(ミミズクにさらわれた子供
服飾品、傷
根の息子
双子―サケ、クマ、オオカミ
家庭の気象学
服飾品、食糧
月から太陽へ
イヌと番う女)
第3部 風の方へ(風の捕獲
インディアンの神話、フランスの民話
鳥の巣あさりの最後の帰還
モンテーニュを読み返しながら
アメリカ・インディアンの二分性イデオロギー)

おすすめコメント

主著『神話論理』(全5巻・みすず書房)に連なり「小神話論理」と呼ばれる三部作、『仮面の道』(新潮社)『やきもち焼きの土器つくり』(みすず書房)を継ぐ第三冊であり、20世紀最大の思想家のライフワークの文字通り終結をなす書である。北アメリカのオオヤマネコ神話を軸に『神話論理』(『裸の人』)以後の成果を詳らかにし、著者晩年の思索をしるす。

著者紹介

レヴィ=ストロース,クロード (レヴィストロース,クロード)   L´evi‐Strauss,Claude
1908‐2009。ベルギーに生まれる。パリ大学卒業。1931年、哲学教授資格を得る。1935‐38年、新設のサン・パウロ大学社会学教授として赴任、人類学の研究を始める。1941年からニューヨークのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで文化人類学の研究に従事。1959年コレージュ・ド・フランスの正教授となり、社会人類学の講座を創設。1982年退官。アカデミー・フランセーズ会員
渡辺 公三 (ワタナベ コウゾウ)  
1949年東京に生まれる。東京大学大学院博士課程修了。現在立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専攻は文化人類学
福田 素子 (フクダ モトコ)  
1947年に生まれる。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家
泉 克典 (イズミ カツノリ)  
1978年に生まれる。立命館大学大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)