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聖と狂 聖人・真人・狂者

シリーズキーワードで読む中国古典 3

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-588-10033-8
4-588-10033-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 257,7P 20cm

商品内容

要旨

神という存在を必要としない中国の伝統思想で、諸価値に権威を与えるのは「人」である聖人である。もの言わぬ天を代弁し、民に対して範を示す聖人、道家・道教が理想とする真人、そして常軌を逸した行動をとる狂者。儒仏道三教にまたがり、文明の境界に関わる存在から、「人」そのものを問い直す。

目次

総説(孔子は聖人か
孔子を王にする ほか)
第1章 聖人について(聖なる人々
聖人の稀少さ ほか)
第2章 真人について(聖人から真人へ―『荘子』大宗師篇(一)
真人と道―『荘子』大宗師篇(二) ほか)
第3章 狂者について(近代中国における狂
唐代の詩人と狂 ほか)

著者紹介

志野 好伸 (シノ ヨシノブ)  
明治大学文学部准教授。専門は中国哲学、中国文学
内山 直樹 (ウチヤマ ナオキ)  
千葉大学文学部教授。専門は中国哲学・中国古典学
土屋 昌明 (ツチヤ マサアキ)  
専修大学経済学部教授。専門は中国文学
廖 肇亨 (リョウ チョウコウ)  
中央研究院中國文哲研究所研究員。専門は近世東アジア仏教文化史、東アジア文化交流史、禅思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)