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「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方

出版社名 フィルムアート社
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-8459-1582-8
4-8459-1582-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 439P 21cm

商品内容

要旨

プロットじゃない、構成じゃない、キャラクター造型でもない。一番大事なのは「感情」なんだ!心の動きを誘導し、最後までのめりこませる物語を書く。UCLAの人気課外授業待望の邦訳!!

目次

感情をお届けする商売
1 読者:唯一のお客さん
2 コンセプト:その物語にしかない魅力
3 テーマ:普遍的な意味
4 キャラクター:共感を掴む
5 物語:高まる緊張感
6 構成:のめりこませるための設計
7 場面:心を奪って釘づけにする
8 ト書き:スタイリッシュに心を掴む
9 台詞:鮮烈な声
10 最後に:ページに描く

おすすめコメント

プロットじゃない、構成じゃない、キャラクター造型でもない。一番大事なのは「感情」なんだ! 心の動きを誘導し、最後までのめりこませる物語を書く。UCLAの人気課外授業、待望の邦訳! あなたが映画の「魔法」を信じたいなら、この本を読まないことをお勧めする。上級テクニックを紹介することによって、銀幕の魔法を解体してしまう。手品を見て感激したあとで種明かしをされるようなものだ。本文抜粋より 本書の原題は、Writing for Emotional Impact、つまり「感情的なインパクトを起こすための書き方」です。私たちが、映画や小説の世界にのめりこんで時も忘れて楽しめるとき、上記の本文にある通り、「魔法」にかかっています。その正体とは、物語の始めから終わりまで、心を揺さぶる「感情的インパクト」のこと。人は感情を動かされる「感情的体験」のために、映画のチケットを買い、数時間を費やすのです。本書は、読者や観客の感情を掻き立て、心をつかんで離さないためのあらゆる設計を、あますところなく伝授します。脚本の基礎もテクニックも駆使したうえで、では、なぜ自分のホンが採用されないのか、作品化されないのか。それは「魔法」がとけてしまう瞬間がどこかにあるからです。一瞬たりとも、一行たりとも気は抜けないのです。そこで、本書は、名作の脚本を徹底的に解体し、語り方を分析します。キャラクター造形や構成など大枠はもちろん、場面(シーン)でのやり取り、一つ一つの台詞、単語ひとつに至るまで、細かく具体的な技巧を指南します。優に100を超える技術によって、二度と同じ目線で同じ作品・脚本を観られなくなるはずです。脚本の基礎は、他の本で学んでください。さらに、もう一歩抜け出したいときに、本書と、同じ著者の「脚本を書くための101の習慣」は、必ず役に立ちます。

著者紹介

イグレシアス,カール (イグレシアス,カール)   Iglesias,Karl
脚本家であり、脚本コンサルタントであり、スクリプト・ドクターとしても人気が高い、ページ上で感情的な反応を引き起こす専門家。UCLAの課外脚本執筆講座、スクリーンライティング・エキスポ、そしてオンライン講座であるライターズ・ユニバーシティで教鞭をとる。クリエイティブ・スクリーンライティング誌にも定期的に脚本技巧について寄稿している
島内 哲朗 (シマウチ テツロウ)  
映像翻訳者。法政大学経済学部卒。南イリノイ大学コミュニケーション学部映画科卒。カリフォルニア大学サンディエゴ校に留学。ロサンゼルスで映画の絵コンテ・アーティストとしてプロとしての第一歩を印した。帰国後はゲーム関係の場面設定や背景設定などにも携わり、ナイキやユナイテッド航空など海外合作CMの絵コンテを描く。アート関係ではメルボルン、シドニー、サンフランシスコで開催された手塚治虫展「Tezuka,the Marvel of Manga」の図録翻訳と執筆交渉、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で特別表彰された田中功起氏の作品の英語字幕などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)