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絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ 3

煽動の方法

出版社名 文遊社
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-89257-123-7
4-89257-123-7
税込価格 3,630円
頁数・縦 530P 図版32P 19cm
シリーズ名 絶対の宣伝

商品内容

要旨

ナチスとは何か。宣伝から探る、その本質。ハーケンクロイツには、官能をゆすぶるなにものかがある―演説、行進、葬儀のショウ化…大衆を忘我に導く、煽動のメカニズム。

目次

制服のデザイン―世間からはみだしたくないが、枠内では目立ちたい
シンボル1 ハーケン・クロイツ(鉤十字)―性的に抑圧された気分を吸いあげる象徴
シンボル2 勲章―肥満体の男ゲーリングの装飾衝動
ヒットラーの演説―私に匹敵するものはない。ゲッベルスでも私には及ばない
スローガン―空中に浮遊する大衆の理念の把握
デマ1 流言蜚語の波―ソ連人が捕虜の舌をテーブルに釘づけした
デマ2 ヒットラー暗殺事件の場合―うわさは、われわれの日々の糧である(ゲッベルス)
選挙運動―ヒットラーは勝つ、国民が勝つことを願うが故に!
行進―恍惚の技術とその白痴化方式
新聞統制―血統および配偶者がアーリア系たること
焚書―炎よ、書物を呑め!
血と名誉―ローゼンベルクと神話
葬儀―私はロンメルが死んだことに感謝する(ゲッベルス)
負け戦さの煽動―真の宣伝は個人の意見の余地を十分に残しておく

著者紹介

草森 紳一 (クサモリ シンイチ)  
1938年、北海道生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒。編集者を経て文筆家に。1973年、『江戸のデザイン』(駸々堂出版)で毎日出版文化賞受賞。2008年3月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)