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チベット仏教発展史略

出版社名 科学出版社東京
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-336-05969-7
4-336-05969-1
税込価格 9,680円
頁数・縦 377P 22cm

商品内容

要旨

チベット研究第一人者の手による、チベット仏教史解説の決定版!吐蕃末期からサキャ政権成立まで、400年に及ぶ分裂期を中心に、チベット族に関する鋭い分析を交えながらチベット仏教の発展史を系統立てて解説。また、きわめて独創的な「チベット十三万戸」に関する論考や、チベット仏教最大宗派ゲルク派の始祖ツォンカパ研究の代表的論文『ツォンカパ伝論』『ツォンカパ年譜』も収載。チベット学を志すものにとっての必携書である。

目次

第1章 吐蕃時代のチベット仏教
第2章 仏教の復興と広がり
第3章 ニンマ派
第4章 カダム派
第5章 サキャ派
第6章 カギュー派
第7章 その他諸派
第8章 ゲルク派(黄教)
第9章 元代の十三万戸について
第10章 明代におけるウー・ツァンの政治状況
付録1 ツォンカパ伝論
付録2 ツォンカパ年譜

著者紹介

王 森 (ワン セン)  
1912年河北省安新県生まれ。1931年北京大学哲学系に入学、インド哲学と仏教哲学を学んだ後、仏教学者湯用〓(とう)(1893〜1964)の助手を務め、46年に北京大学文学院東語系講師。52年に中央民族学院研究部に派遣、副教授を経て、58年より中国科学院哲学社会科学部民族研究所に着任。副研究員の後、研究員、歴史室主任、学術委員を歴任、同研究生院教授として教育にも携わる。また、世界宗教研究所研究員、中国蔵学研究センター顧問等多くの役職を兼務した。1991年没
田中 公明 (タナカ キミアキ)  
1955年福岡県八幡市(現北九州市八幡東区)生まれ。1979年東京大学文学部卒(印度哲学専攻)、84年同大学大学院博士課程満期退学。東京大学文学部助手(文化交流)を経て、88年(財)東方研究会専任研究員。2014年公益法人化にともない(公財)中村元東方研究所専任研究員となる。専攻は密教学、仏教美術、チベット学。利賀ふるさと財団「瞑想の郷」(富山県)主任学芸員、北京日本学研究センター短期派遣教授等を務める。2009年、文学博士(東京大学大学院)
三好 祥子 (ミヨシ ヨシコ)  
1969年三重県生まれ。龍谷大学大学院文学研究科東洋史学専攻修了(文学修士)。修了後、青海師範大学、青海師範大学民族師範学院へ語学留学、中国語とチベット語を学ぶ。会社員を経て現在はフリーランス翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)