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科学の曲がり角 ニールス・ボーア研究所 ロックフェラー財団 核物理学の誕生

出版社名 みすず書房
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-622-07987-3
4-622-07987-9
税込価格 9,020円
頁数・縦 310,115P 22cm

商品内容

要旨

研究機関で経済援助を受けるとどうなるか。第二次大戦から現在に至る、科学が国家と経済界に組み込まれていく起源を、ニールス・ボーア研究所とロックフェラー財団とのやりとりから考察する。

目次

序章 コペンハーゲン精神
第1章 一九三四年までの科学政策と資金調達
第2章 コペンハーゲン精神の発現、一九二〇年代末から一九三〇年代中期
第3章 亡命者問題、一九三三年から一九三五年
第4章 実験生物学、一九二〇年代末から一九三五年まで
第5章 転向の仕上げ、一九三五年から一九四〇年
終章

著者紹介

オーセルー,フィン (オーセルー,フィン)   Aaserud,Finn
現在、コペンハーゲンのニールス・ボーア・アーカイヴの所長。ノルウェイのオスロ大学より物理学で博士の学位を取得後、米国、メリーランド州、ボルチモアのジョンズ・ホプキンズ大学より科学史で博士の学位を取得した。1984年より1989年までアメリカ物理学協会の物理学史センター(当時、ニューヨーク市にあった)の準研究員として研究に従事、その間に大勢のアメリカ人物理学者に対して科学政策に関連した聞き取りインタビューも行なった。1989年よりニールス・ボーア・アーカイヴの所長の職に就いているが、この間に『ニールス・ボーア全集』の編集主幹を務め、この全集は2007年に12巻をもって完結した
矢崎 裕二 (ヤザキ ユウジ)  
1940年、東京に生まれる。1967年、東京大学大学院理学系研究科(物理学専攻)修士課程修了。1970年、博士課程退学。1970‐2001年、都立高等学校教諭(物理担当)。2001‐2006年、都立小石川高等学校嘱託。2001‐2016年、東京理科大学非常勤講師(科学史担当)。理学修士。専攻は統計力学、物理学史(特に仁科資料の調査、整理、研究を行う)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)