父が子に語る世界歴史 5 新装版
新版
民主主義の前進
出版社名 | みすず書房 |
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出版年月 | 2016年7月 |
ISBNコード |
978-4-622-08525-6
(4-622-08525-9) |
税込価格 | 2,970円 |
頁数・縦 | 229P 20cm |
シリーズ名 | 父が子に語る世界歴史 |
商品内容
要旨 |
19世紀になって、ダーウィンを筆頭とする科学の発達が、はじめてキリスト教会の権威に打ち勝った。それは、ドイツ、フランス、イギリスに、期せずして偉大な「思想家」たちが誕生した時代でもある。まるで、無数の水滴がひとつの「歴史」という大河に合流するかのように、19世紀は、一方で経済を基盤にした帝国主義を発展させ、他方で、民主主義を大きく前進させた。そこで視野に入ってくるのは、イギリスが繁栄を謳歌したヴィクトリア時代であり、カール・マルクスにはじまる社会主義の黎明であり、アメリカの南北戦争であり、アイルランド自治独立問題の先鋭化である。しかしネルーは、「民主主義」なるもののはらむ複雑な問題点と限界を、透徹した洞察力で見抜き、けっして見逃さない。20世紀に突入する直前の時代が、厚みと含蓄に富んだ歴史として、ふたたび語られる。 |
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目次 |
回顧 |