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莫言の文学とその精神 中国と語る講演集 HALLUCINATORY REALISM

出版社名 東方書店
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-497-21608-3
4-497-21608-X
税込価格 2,640円
頁数・縦 422P 20cm

商品内容

要旨

莫言が中国語圏の読者に向け、自らの文学体験を総括し、謙虚かつ率直に語る講演の数々は、読む者を現代中国の文化と社会の新たな発見へと導く。「作家とその創造」ほか21編。

目次

私と新歴史主義文学思潮―台北図書館
中国語出版人の新たな役割と挑戦―台北出版フェスティバル
都市体験と作家の居場所―台北ブックフェア「作家の夜」
翻訳家の功徳は無量―北京大学世界文学研究所
庶民として書く―蘇州大学
作家とその創造―山東大学文学院
文学個性化に関する愚見―深〓(せん)社会大講堂
細部と真実―中央テレビ局
中国小説の伝統―私の長篇小説三作から語り始める 魯迅博物館
文学の問題―一つの核心と二つの基本点 上海大学〔ほか〕

著者紹介

莫 言 (モー イエン)  
1955年生まれ。山東省高密県(現在の高密市)の人。文化大革命(1966〜76)中に小学校を中退、1976年人民解放軍に入隊。1981年に創作を始め、農村の驚異的なる現実を描き出す独特の魔術的リアリズムの境地を開いた。解放軍芸術学院卒業、文芸学修士。現在北京師範大学創作センター主任、中国作家協会副主席。2012年にノーベル文学賞を受賞した
林 敏潔 (リン ミンジエ)  
1987年日本留学、1993年東京学芸大学卒業、1995年同大学院修士課程修了、2000年慶應義塾大学大学院博士課程修了。1995〜2011年慶應義塾・早稲田・國學院・明海など各大学で教鞭を執り、2009年東京学芸大学特任教授就任。2011年中国江蘇省特別招聘教授に就任、南京師範大学東方研究センター長・東方言語学系長となって現在に至る。応用言語博士。専攻は現代中日比較文学研究など
藤井 省三 (フジイ ショウゾウ)  
1952年生まれ。1982年東京大学大学院人文系研究科博士課程修了、1991年文学博士。1985年桜美林大学文学部助教授、1988年東京大学文学部助教授、1994年同教授、2005〜14年日本学術会議会員に就任。専攻は現代中国語圏の文学と映画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)