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現代社会の中の自己・アイデンティティ

出版社名 金子書房
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-7608-2406-9
4-7608-2406-5
税込価格 2,970円
頁数・縦 194P 22cm

商品内容

要旨

流動的で複雑化した社会の中で、私たちはどう生きるか。社会状況と密接にかかわる自己・アイデンティティの形成と在り方。その多元性、流動性、状況依存性が指摘されている今、これからの時代の自己・アイデンティティの在り方を、さまざまな視点から考察し、「生きること」への視座を示す。

目次

1 自己・アイデンティティをつくる(日本人の自己と主体性
青年期はアイデンティティ形成の時期である
アイデンティティから世代継承性へ:世代を超えたアイデンティティの生成と継承)
2 自己・アイデンティティを生きる(現代社会におけるキャリアとジェンダー
高齢者のアイデンティティ:ライフヒストリーの生成と変容
流動的社会の中のアイデンティティ)
3 自己・アイデンティティを超える(マインドフルネスと自己:自己の心理学は人を救えるか?
自己形成に内包する死と生
内と外を超える 多文化共生社会における自己)
4 これからの時代の自己・アイデンティティ(現代社会におけるアイデンティティ:マルチな在り方と新たな統合の道と)

著者紹介

梶田 叡一 (カジタ エイイチ)  
奈良学園大学長。京都大学文学部哲学科(心理学専攻)卒。文学博士。国立教育研究所主任研究官、日本女子大学助教授、大阪大学教授、京都大学教授、京都ノートルダム女子大学長、兵庫教育大学長、環太平洋大学長などを経て、現職
中間 玲子 (ナカマ レイコ)  
兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授。専門は自己論、青年心理学。主に思春期から早期成人期にかけての自己意識の様相を検討し、自己形成の過程について探究している。最近は特に、社会文化的要因を考慮した発達研究を展開中
佐藤 徳 (サトウ アツシ)  
富山大学人間発達科学部教授。博士(心理学)。専門は、社会認知神経科学、実験心理学。現在は、対人インタラクションにより時間と空間の知覚がどのように変容するかを研究している。平成27年日本心理学会優秀論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)