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インド、大国化への道。 日本の未来を決めるのは、インド

出版社名 而立書房
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-88059-397-5
4-88059-397-4
税込価格 2,090円
頁数・縦 293P 19cm

商品内容

要旨

語り言葉で解きほぐすインドと日本へのメッセージ―21世紀の半ばには、インドは世界一の人口を擁し、経済規模は世界5位内の総生産量(GDP)を誇る大国になるといわれています。2014年に成立したナレンドラ・モディ政権は、「メイク・イン・インディア」を提唱し、ITサーヴィスで世界に跳躍したインドから、実体経済である製造業を主眼とした体制へと方向転換しました。現地大学に勤務しながら20年以上もの間インドを見つめてきた著者が、改革のキーパーソンである首相ナレンドラ・モディの生い立ちまで遡り、その目指すところを解説。インドという国の捉え方、日本とのパートナーシップの可能性、アメリカ・中国を交えたアジア地域のパワーバランスについて、仔細に語り尽くします。

目次

1章 カーストとはなんなのか(カースト、その成り立ちの歴史
「縁なき衆生」こそ、日印の民俗に共通する多数派 ほか)
2章 新首相ナレンドラ・モディ(新首相ナレンドラ・モディと出身地グジャラート州の地政、歴史
ナレンドラ・モディの歩いた道 ほか)
3章 農政学から民俗へ―日本とインドの共通点(「農政学」を唱えた先覚者、柳田國男
柳田國男の農政学と山下一仁の農協解体論 ほか)
4章 二〇一六年、未来へ発進する日本とインド(オバマ大統領が仕掛けるインド重視
中国の攻勢 ほか)

著者紹介

森尻 純夫 (モリジリ スミオ)  
1941年東京生まれ。早稲田大学を中退後、73年早稲田どらま館を設立。2009年まで館長をつとめる。94年インド・カルナータカ州カンナダ大学客員教授に就任。96年より同州マンガロール大学客員教授に就任。2001年東京財団研究員に就任。現代インドの政治、経済、外交戦略、文化の情報を発信する。早稲田大学演劇博物館招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)