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臨床場面での自己開示と倫理 関係精神分析の展開

出版社名 岩崎学術出版社
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-7533-1112-5
4-7533-1112-0
税込価格 3,520円
頁数・縦 229P 21cm

商品内容

目次

第1部 序論(「汎用性のある精神療法」としての関係精神分析
さまざまな治療作用論)
第2部 治療者の自己開示(自己開示はなぜ問題とされてきたか
自己開示の概念上の偏りと「自己開示」という意味づけ
自己愛の観点から見た治療者の自己開示
匿名性と自己開示の弁証法について)
第3部 精神分析における現実(現実と他者―その臨床的扱いをめぐって
心的現実、外的現実、間主観的現実
精神分析における現実を再定義する)
第4部 精神分析における倫理(精神分析における倫理
精神分析技法という観点から倫理問題を考える
精神分析の倫理的転回―間主観性理論の発展)
第5部 将来の関係精神分析に向けて(関係精神分析の新しい流れ
四者会談―私たちにとっての「関係論的転回」)

著者紹介

岡野 憲一郎 (オカノ ケンイチロウ)  
1982年東京大学医学部卒業、医学博士。1982〜85年東京大学精神科病棟および外来部門にて研修。1986年パリ、ネッケル病院にフランス政府給費留学生として研修。1987年渡米、1989〜93年オクラホマ大学精神科レジデント、メニンガー・クリニック精神科レジデント。1994年ショウニー郡精神衛生センター医長(トピーカ)、カンザスシティー精神分析協会員。2004年4月に帰国、国際医療福祉大学教授を経て、現職、京都大学大学院教育学研究科臨床心理実践学講座教授
吾妻 壮 (アガツマ ソウ)  
1994年東京大学文学部卒業。1998年大阪大学医学部卒業。2000〜2009年米国にて、アルバート・アインシュタイン医科大学精神科レジデンシー修了、コロンビア大学精神分析センターおよびウィリアム・アランソン・ホワイト研究所にて精神分析の訓練を受ける。帰国後、大阪大学大学院医学研究系研究科精神医学教室を経て、神戸女学院大学人間科学部教授。国際精神分析協会および米国精神分析協会正会員、医学博士
富樫 公一 (トガシ コウイチ)  
1995年愛知教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。2001〜2006年NPAP精神分析研究所、TRISP自己心理学研究所(ニューヨーク)に留学。2003〜2006年南カリフォルニア大学東アジア研究所客員研究員。2006〜2012年広島国際大学大学院准教授(2007年まで助教授)。現職、甲南大学文学部教授、TRISP自己心理学研究所精神分析家、栄橋心理相談室精神分析家。ニューヨーク州精神分析家ライセンス、臨床心理士、博士(文学)、NAAP精神分析学会認定精神分析家、国際自己心理学会国際評議委員、International Journal of Psychoanalytic Self Psychology国際編集委員
横井 公一 (ヨコイ コウイチ)  
1982年金沢大学医学部卒業。1993〜1996年アルバート・アインシュタイン医科大学トランスカルチュラル・サイカイアトリー・フェーローおよびウィリアム・アランソン・ホワイト研究所に留学。2007〜2012年関西福祉科学大学大学院社会福祉学研究科教授。現職、微風会浜寺病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)