引き裂かれた自己 狂気の現象学
ちくま学芸文庫 レ7−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2017年1月 |
ISBNコード |
978-4-480-09769-9
(4-480-09769-4) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 360P 15cm |
商品内容
要旨 |
世界から隔絶されているように感じられ、絶望的な孤独のなかで自分自身が分断されていく―統合失調症とはそうした病である。しかし、患者の世界に徹底的に寄り添い、彼らの声に真摯に耳を傾けていくなかでみえてくるのは、苛烈な現実に身を置かざるをえなかったひとりの人間が、それでもなんとか生きようと苦闘する、その姿である。従来の精神医療のあり方に疑問を抱き、反精神医学運動の旗手となった異才の精神科医R.D.レイン。その主著にして、ドゥルーズ=ガタリらの現代思想や、今日のサブカルチャーにも多大な影響を与えつづける古典的名著。 |
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目次 |
1(人間科学の実存主義的‐現象学的基礎 |
おすすめコメント
統合失調症とは、苛酷な現実から自己を守ろうとする決死の努力である。患者の世界に寄り添い、反精神医学の旗手となったレインの主著、改訳版。