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さくら餅

祥伝社文庫 あ36−2 縄のれん福寿 2

出版社名 祥伝社
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-396-34290-6
4-396-34290-X
税込価格 693円
頁数・縦 310P 16cm

商品内容

要旨

日本橋小舟町“福寿”の料理は人を元気づけると評判だ。その店を十歳の少年連太郎と下男勘助が訪れた。女将のお園が出した“親子飯”と“親子雑煮”に感激し、二人は事情を語り出す。父の乱心によるお家取り潰しで、一家離散となった連太郎。江戸で見かけられた生みの母を捜しに信州の養家から出てきたという―。健気に悩み惑う少年を、お園の温かな料理が導いていく。

出版社・メーカーコメント

母を捜す少年の冷え切った心を 温かい料理が包み込む 縄のれんをひとりで切り盛りする女将・お園の料理が、季節と共に江戸を彩る人情時代。日本橋小舟町(にほんばしこぶなちょう)〈福寿(ふくじゅ)〉の料理は人を元気づけると評判だ。その店を10歳の少年連太郎(れんたろう)と下男勘助(かんすけ)が訪れた。女将(おかみ)のお園(その)が出した“親子飯”と“親子雑煮(ぞうに)”に感激し、二人は事情を語り出す。父の乱心によるお家取り潰しで、一家離散となった連太郎。江戸で見かけられた生みの母を捜しに信州(しんしゅう)の養家から出てきたという――。健気(けなげ)に悩み惑(まど)う少年を、お園の温かな料理が導いていく。

著者紹介

有馬 美季子 (アリマ ミキコ)  
1969年生まれ。慶應義塾大学仏文学科卒業。別名義で活動していたが、『縄のれん福寿』で心機一転、時代小説を志す。派遣OLや試験監督、ビラ配布、図書館や工場の仕事などで社会経験を積み、その経験から「傷ついた人たちに、料理で少しでも力を与えることが出来たら」と生まれたのがこのシリーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)