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映画は文学をあきらめない ひとつの物語からもうひとつの物語へ

出版社名 水曜社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-88065-402-7
4-88065-402-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 275P 19cm

商品内容

目次

村上春樹『ノルウェイの森』―言葉の感性を映像化する手法
カズオ・イシグロ『日の名残り』―諦めの文学をいかに表現したか
映画の「動くイメージ」が小説家の意識を変えた―フィッツジェラルドとヘミングウェイの場合
フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』が描いたアメリカ社会―消されたジャズ・よみがえるジャズ
近世小説を近代的価値観で描いた溝口健二映画―上田秋成『雨月物語』と井原西鶴『好色一代女』
二つの『楢山節考』―木下惠介の「様式の美」、今村昌平の「リアリティの醜」
翻弄される身体―『色・戒』と“ラスト、コーション”
安部公房『燃えつきた地図』―都市の危うさを、勅使河原宏はこう表現した
「生き方」を問いかけるドキュメンタリー映画もまた文学
篠田正浩(映画監督)インタビュー―映画は文学の隙間を映像化する
山田太一(脚本家)インタビュー―原作を翻案する脚本家という難しい役割

著者紹介

宮脇 俊文 (ミヤワキ トシフミ)  
1953年神戸生まれ。上智大学大学院修士課程修了。成蹊大学教授(アメリカ文学)。2007年秋、ミネソタ大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)