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医療化するアメリカ 身体管理の20世紀

出版社名 彩流社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-7791-2293-4
4-7791-2293-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 259P 19cm

商品内容

要旨

20世紀初頭に社会の医療化を推進したさまざまなアクターの活動を通して、かつては個人の自由と裁量に任されていた健康問題が公的な意味を持ち、制度化されていく過程を描く。医療から、アメリカの政治、法律、経済、人種・民族問題などが見えてくる。

目次

第1章 知的障害をめぐるポリティクス―「精神薄弱者問題」と移民制限
第2章 ヘンリー通りセツルメントと医療、社会、政治―二〇世紀転換期ニューヨーク市における「訪問看護」の現場から
第3章 産業看護婦による移民のアメリカ化―安全運動と訪問看護運動との協働
第4章 農村住民の健康意識改革にむけて―二〇世紀初頭南部のコミュニティ・ヘルスワークとその限界
第5章 二〇世紀前半までのアメリカ病院制度の発展―「公共空間」の主導権をめぐる争い

著者紹介

平体 由美 (ヒラタイ ユミ)  
アメリカ政治史。札幌学院大学教授。国際基督教大学大学院行政学研究科博士後期課程修了、博士(学術)
小野 直子 (オノ ナオコ)  
アメリカ史。富山大学人文学部准教授。同志社大学大学院博士後期課程単位取得退学、博士(文化史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)