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「ほっとけない」からの自然再生学 コウノトリ野生復帰の現場

環境人間学と地域

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-8140-0082-1
4-8140-0082-0
税込価格 3,740円
頁数・縦 322P 22cm

商品内容

要旨

2005年9月、絶滅から34年の時を経て、コウノトリが再び人里に舞い降りた。「里の鳥」コウノトリの野生復帰は、地域の人びとと自然との間にどのような関係の変化をもたらしたのか。生態学的観点からの自然再生にとどまらず、人と自然の関わりを創り直す包括的再生を目指したコウノトリの野生復帰の取り組みを、当事者の視点から振り返る。

目次

序章 自然をほっとけない
第1章 コウノトリを野生復帰する
第2章 包括的に再生する
第3章 コウノトリを「ツル」と呼ぶ
第4章 コウノトリを地域資源とする
第5章 「野生」を問い直す
第6章 小さな自然を再生する
第7章 レジデント型研究者として生きる
終章 はざまをつなぐ

著者紹介

菊地 直樹 (キクチ ナオキ)  
1969年生まれ。兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師/兵庫県立コウノトリの郷公園研究員を経て、2013年から総合地球環境学研究所准教授。専門は環境社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)