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日本のルィセンコ論争 新版

出版社名 みすず書房
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-622-08620-8
4-622-08620-4
税込価格 4,180円
頁数・縦 248,6P 20cm
シリーズ名 日本のルィセンコ論争

商品内容

要旨

なぜ、非科学的な遺伝学説は支持され続けたのか?科学と政治の緊張関係や捏造事件について考える際の必読書を今日的な視点で読み直す。

目次

第1章 前史
第2章 最初の衝突
第3章 政治の季節
第4章 進化論をめぐって
第5章 ヤロビの村で
第6章 斜陽に立つ

おすすめコメント

かつて日本の生物学を長期にわたり混乱に陥れたルィセンコ学説をめぐる論争の記録。科学者達の当時の問題意識や、生物学会が機能不全に陥っていく過程を精緻に描写する。生物学史における暗黒期の記録であり、科学論争や捏造問題が持ち上がるたびに振り返られるべき一冊。新版では米本昌平氏による解説を付し、エピジェネティクスなどの最新の遺伝学研究に照らして、論争に関わった科学者達の問題意識を新たに捉え直す。

著者紹介

中村 禎里 (ナカムラ テイリ)  
1932年、東京に生まれる。1958年、東京都立大学理学部卒業。1967年、立正大学教養部講師。その後、助教授、教授を経て、1995年から同大学仏教学部教授。2014年歿
米本 昌平 (ヨネモト ショウヘイ)  
1946年、愛知県生まれ。科学史家。三菱化成生命科学研究所、科学技術文明研究所を経て、東京大学教養学部・客員教授。著書『遺伝管理社会』(弘文堂、1989)(毎日出版文化賞受賞)『知政学のすすめ』(中公叢書、1998)(吉野作造賞受賞)『バイオポリテイクス』(中公新書、2006)(科学ジャーナリスト賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)