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近代日本の対外認識 2

出版社名 彩流社
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-7791-2324-5
4-7791-2324-0
税込価格 4,950円
頁数・縦 484P 22cm
シリーズ名 近代日本の対外認識

商品内容

要旨

19世紀末から20世紀半ばの日本、そして世界はまさに激動の時代であった!刻々と変わりゆく世界情勢に対するその時代を生きた近代の「知識人」たちの視座を再認識することによって、その時々の国際情勢の「現実」をどのように見据えるのか、いかにして自分たちの立ち位置を定め、かつ「外」と向き合うかという「現代日本の対外認識」に関する多くの手掛かりを得られるに違いない。

目次

総論 「転換期の国際社会」を知識人たちはどう論じたのか
第1章 五・四運動以後の日本知識人の中国認識―矢野仁一と内藤湖南
第2章 大村欣一東亜同文書院教授の中国認識―一九一〇〜二〇年代の研究とその特徴
第3章 近代日本における「文化主義」の登場とその展開―桑木厳翼・金子筑水・土田杏村
第4章 国際問題評論家の対外認識―稲原勝治と米田実
第5章 再生産されるモンゴル認識―善隣協会調査部と戦時下のモンゴル研究
第6章 清沢洌の国際平水運動―“植民地・社会主義”の視角から
第7章 戦前・戦中・戦後直後娯楽番組の連続性と政治性―丸山鐵雄の番組制作と大衆芸能論を素材として
第8章 外務省と日本の国連加盟外交―米ソ冷戦の狭間で
第9章 海上自衛隊の創設における旧海軍軍人の動向と対外認識
第10章 「改憲派」の再軍備論と「日米同盟」論―徳富蘇峰・矢部貞治・中曽根康弘

著者紹介

萩原 稔 (ハギハラ ミノル)  
1974年生まれ。同志社大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(政治学)。現在、大東文化大学法学部政治学科准教授
伊藤 信哉 (イトウ シンヤ)  
1969年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、松山大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)