• 本

全体主義の起原 2

新版

帝国主義

出版社名 みすず書房
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-622-08626-0
4-622-08626-3
税込価格 5,280円
頁数・縦 376,26P 20cm
シリーズ名 全体主義の起原

商品内容

要旨

“本書が語るのは国民国家崩壊の物語である”。民族主義の台頭、資本家とモッブの同盟、難民と無国籍者の出現、人権の終焉…全体主義に連なる帝国主義とは。

目次

第5章 ブルジョワジーの政治的解放(膨脹と国民国家
ブルジョワジーの政治的世界観
資本とモッブの同盟)
第6章 帝国主義時代以前における人種思想の発展(貴族の「人種」対市民の「ネイション」
国民解放の代替物としての種族的一体感
ゴビノー
「イギリス人の権利」と人権との抗争)
第7章 人権と官僚制(暗黒大陸の幻影世界
黄金と血
帝国主義的伝説と帝国主義的性格)
第8章 大陸帝国主義と汎民族運動(種族的ナショナリズム
官僚制―専制の遺産
政党と運動)
第9章 国民国家の没落と人権の終焉(少数民族と無国籍の人々
人種のアポリア)

著者紹介

アーレント,ハンナ (アーレント,ハンナ)   Arendt,Hannah
1906‐1975。ドイツのハノーファー近郊リンデンでユダヤ系の家庭に生まれる。マールブルク大学でハイデガーとブルトマンに、ハイデルベルク大学でヤスパースに、フライブルク大学でフッサールに学ぶ。1928年、ヤスパースのもとで「アウグスティヌスの愛の概念」によって学位取得。ナチ政権成立後(1933)パリに亡命し、亡命ユダヤ人救出活動に従事する。1941年、アメリカに亡命。1951年、市民権取得、その後、バークレー、シカゴ、プリンストン、コロンビア各大学の教授・客員教授などを歴任、1967年、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの哲学教授に任命される
大島 通義 (オオシマ ミチヨシ)  
1929年に生まれる。1952年慶應義塾大学経済学部卒業、慶應義塾大学名誉教授
大島 かおり (オオシマ カオリ)  
1931年に生まれる。東京女子大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)