• 本

愛ゆえの反ハルキスト宣言

出版社名 皓星社
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-7744-0639-8
4-7744-0639-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 358P 19cm

商品内容

要旨

彼の長編小説から、どんな「雑音」が聞こえるのか?誰もが思っているのに、言葉にされてこなかったこと。アンチに転じた現役作家が、いま語り尽くす!村上春樹の何が「劣化」しているのか?

目次

序にかえて―村上春樹と僕
第1章 純真さと性的放縦(永遠にピュアな少年少女たち
エクスキューズとしての性的放縦 ほか)
第2章 当事者であることを回避する人々(定型句「やれやれ」の興亡
ネガティブな感情に対する障壁とエゴイズム ほか)
第3章 性と「萌え」をめぐって(反復される「遠隔性交」のモチーフ
セルフポルノ化する性描写 ほか)
第4章 駆動するオポチュニズム(複雑さと恣意性の間に
事実を無制限に多層化する伝家の宝刀 ほか)
終章 人はなぜ村上春樹を求めるのか
巻末資料 村上春樹全長編小説概観

著者紹介

平山 瑞穂 (ヒラヤマ ミズホ)  
1968年、東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。2004年にデビュー作の『ラス・マンチャス通信』(角川文庫)で第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)