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事例で学ぶ発達障害者のセルフアドボカシー 「合理的配慮」の時代をたくましく生きるための理論と実践

出版社名 金子書房
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-7608-2661-2
4-7608-2661-0
税込価格 2,090円
頁数・縦 162P 21cm

商品内容

要旨

発達障害者の「セルフアドボカシー(自己権利擁護)」を学ぶための入門書。当事者自身が「合理的配慮」を周囲に求めていく時代に不可欠なセルフアドボカシーについて、その概念理論をはじめ、本人がその力をつけるための方法、セルフアドボカシーのポィントである「自己理解」と「提唱力」についての解説、そして、国内で取り組まれている先駆的な実践や、セルフアドボカシーについての当事者の声を紹介する。

目次

第1部 セルフアドボカシーの理論(セルフアドボカシーと合理的配慮
発達障害児者のセルフアドボカシーを支える自己理解
セルフアドボカシーと提唱力 ほか)
第2部 セルフアドボカシーの支援の実際(他者に思いをしっかりと伝えられる自分づくりの支援―「セルフアドボカシー教育プログラム」を受けた高校生の事例を通して
自分の思いに気付くための支援―活動の切り替えに時間がかかるB君の事例を通して
肯定的な自己理解と主体的な進路選択のための支援―セルフアドボカシースキル学習の実践を通して ほか)
第3部 当事者からのメッセージ(当事者に「自分で支援を求めなさい」と言われても―合理的って、そもそもなに?)

著者紹介

片岡 美華 (カタオカ ミカ)  
鹿児島大学学術研究院法文教育学域教育学系准教授。奈良教育大学大学院修士課程修了後オーストラリアのクィーンズランド大学博士課程に留学。博士(教育学)。奈良佐保短期大学、武庫川女子大学非常勤講師を経て、現職。専門は、障害児教育学、諸外国のインクルーシブ教育など
小島 道生 (コジマ ミチオ)  
筑波大学人間系准教授。博士(教育学)。兵庫教育大学助手、長崎大学教育学部講師・准教授、岐阜大学准教授を経て現職。専門は、発達障害心理学、知的障害心理学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)