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シンプルな政府 “規制”をいかにデザインするか

出版社名 NTT出版
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-7571-2366-3
4-7571-2366-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 378P 20cm

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要旨

市場経済を活性化するためには政府による「規制」はできるだけ少ない方がいい、と考える人が多いのではないだろうか。規制を含む政府の機能を最小限にする「小さな政府」の是非もしばしば議論される。だが本書では、規制や政府の大小ではなく、規制そのもののあり方について論じる。米国オバマ政権第1期で行政管理予算局情報・規制問題室(OIRA)室長として大統領を支えた著者が、自らの実践を踏まえ、より良い規制を通して政府を生産的・効率的にし、国民に役立ち、かつシンプルでわかりやすくする方法について具体的に論を展開。その目的のために、かつて、2017年ノーベル経済学賞受賞者のリチャード・セイラー氏とともに開発した「ナッジ」など行動経済学の手法と考え方を活用している。著者は法学者で現在はハーヴァード大学ロースクール教授。『賢い組織は「みんな」で決める』(共著、NTT出版)など多数の著書がある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年12月06日]

商品内容

要旨

積極的に経済活動に介入する「大きな政府」か、個人や企業の自由な競争に任せる「小さな政府」か。両者のあいだで揺れ続けてきたアメリカ議会を仲裁すべく、オバマ政権第1期で、情報・規制問題室室長に抜擢された著者が、ナッジ(行動経済学)的アプローチで、第三の道を探る。実践と思索を行き来する、痛快社会科学エッセー。

目次

規制のコックピットに乗り込む
規制はどうあるべきか?
人々の本能にのっとった規制とは?
間違いを逆手に取る
情報公開を工夫する
ためになるデフォルトルール
認知の限界に気づく
規制はマネーボール方式で
さらば、官僚主義
いかにして政府は世話を焼くべきか?
選択アーキテクチャーをシンプルにする

著者紹介

サンスティーン,キャス (サンスティーン,キャス)   Sunstein,Cass R.
法学者、ハーヴァード大学ロースクール教授。専門は憲法、行政法、環境法。オバマ政権第1期では、行政管理予算局の情報・規制問題室室長を務めた。法学と行動経済学にまたがる領域から、多数の著作を執筆
田総 恵子 (タブサ ケイコ)  
翻訳家。十文字学園女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)