• 本

ナショナル・アイデンティティを問い直す

出版社名 山川出版社
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-634-67246-8
4-634-67246-4
税込価格 4,950円
頁数・縦 409P 22cm

商品内容

要旨

国家単位では敵味方の境界が定かでない戦争と殺戮・破壊が激しさを増す今日、人類史の視野で「ナショナル・アイデンティティ」とは何かを考える。古くて新しい問題群。

目次

なぜ、ナショナル・アイデンティティの多文化間比較か
第1部 植民地帝国とナショナリズム(時間軸と空間軸の対比から―十六世紀と十九世紀における西洋のアジア・アフリカへの進出を対比して考える
帝国におけるナショナルな排除―バタヴィアの混血社会をめぐって
シベリア先住民族のアイデンティティ―帝政ロシアの東方進出と民族意識の顕在化 ほか)
第2部 ナショナル・アイデンティティの諸相(義和団をめぐる記憶と中国ナショナリズムの位相
ミャンマーのアイデンティティ形成
韓国朝鮮におけるナショナル・アイデンティティ)
第3部 ナショナリズムを超えて(ナショナル・アイデンティティと地域―現代ベトナムにとっての東南アジアと東アジア
ナショナリティとグローバル・ネットワーク―ホセ・リサールの素描をとおして
ナショナル・アイデンティティとパン・アフリカニズム―南部スーダン人にとっての意義 ほか)

著者紹介

川田 順造 (カワダ ジュンゾウ)  
1934年生まれ。神奈川大学特別招聘教授、日本常民文化研究所客員研究員、東京外国語大学名誉教授、広島市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)