知里幸恵とアイヌ 豊かなアイヌ文化を初めて文字で表現した天才少女
小学館版学習まんが人物館 日本−22
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2017年11月 |
ISBNコード |
978-4-09-270123-6
(4-09-270123-3) |
税込価格 | 1,045円 |
頁数・縦 | 159P 23cm |
商品内容
要旨 |
『アイヌ神謡集』というアイヌ語の物語集を書き上げてわずか19歳という若さでこの世を去ったアイヌの天才少女。 |
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目次 |
第1章 アイヌの少女 |
出版社・メーカーコメント
アイヌ語を命がけで残した一人の少女の生涯アイヌは北海道をはじめ、樺太や北方四島に住んでいた日本の先住民族である。豊かな自然に育まれた狩猟採集の民であり、歌や踊りに秀でた、独特の文化を持つ民族であった。だが、明治期に入って日本政府が北海道を開拓し始めると、様相が変わってくる。アイヌは住んでいた土地を追い払われ、いわゆる「同化政策」によって日本人化させられるに至ったのだ。アイヌは言葉を持ってはいたが、文字は持たなかった。日本語教育によって、徐々にアイヌ語を話せない人々も出てきた。アイヌ語という民族の精神的な拠り所すら失われつつあったのだ。そんな中、アイヌの少女・知里幸恵とアイヌ語研究者・金田一京助の運命的な出会いが訪れる。生来聡明であり、偉大な語り部を祖母に持つ幸恵は、アイヌ語と日本語を巧みに操れる唯一無二の存在だった。そして幸恵は金田一とともに、一生をかけた大事業に取りかかる。『アイヌ神謡集』である。