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ケインズとケンブリッジのケインジアン 未完の「経済学革命」

ポスト・ケインジアン叢書 39

出版社名 日本経済評論社
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-8188-2481-2
4-8188-2481-X
税込価格 6,050円
頁数・縦 353P 22cm

商品内容

要旨

20世紀最大の経済学者ケインズが巻き起こした「革命」は、未完に終わった。本書は、ケインズとその意思を継いだ人々の姿を浮き彫りにし、20世紀の経済学を再考する。

目次

第1部 ケインズの未完の革命―フェデリーコ・カッフェ講義、1995年(正統派との決別の決意
ケンイズ後の「本命」)
第2部 ケインズ経済学のケンブリッジ学派(リチャード・フェルディナンド・カーン(1905‐1989)―『一般理論』の共著者か
ジョーン・ヴァイオレット・ロビンソン(1903‐1983)―ノーベル経済学賞をのがした女性
ニコラス・カルドア(1908‐1986)―成長、所得分配、技術進歩
ピエロ・スラッファ(1898‐1983)―批判的精神
簡単な伝記的・書誌的スケッチ
ケンブリッジのイタリア経済学舎
ピエロ・スラッファの思想における連続性と変化
リチャード・マーフィー・グッドウィン(1913‐1996)―失われたケインズとシュンペーター・コネクション)
第3部 発展する経済のための生産パラダイムに向かって(新古典派経済学を超えて
純粋理論の段階
制度的な研究の段階
ケインズ革命の将来再考)

著者紹介

パシネッティ,ルイージ・L. (パシネッティ,ルイージL.)   Pasinetti,Luigi L.
1970年代半ばまで、ケンブリッジ大学の経済学講師およびキングズ・コレッジのフェローであり、その後、イタリア、ミラノのサクロ・クオーレ・カトリック大学の経済分析講座の教授(現在は名誉教授)。グッドウィン、カーン、カルドア、スラッファの学生であった。第2世代のケンブリッジ・ケインジアンの主導的なメンバー
渡会 勝義 (ワタライ カツヨシ)  
早稲田大学政治経済学術院名誉教授(経済理論・経済学説・経済思想)
内藤 敦之 (ナイトウ アツシ)  
大月短期大学経済科教授(経済理論・経済思想史)
黒木 龍三 (クロキ リュウゾウ)  
立教大学経済学部教授(理論経済学)
笠松 学 (カサマツ マナブ)  
早稲田大学政治経済学術院教授(経済理論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)