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模範像なしに 美学小論集

出版社名 みすず書房
出版年月 2017年12月
ISBNコード 978-4-622-08667-3
4-622-08667-0
税込価格 4,950円
頁数・縦 247P 22cm

商品内容

要旨

芸術は人類にたいして人類の没落という夢を見せるのだが―音楽や美術から建築や映画まで、モダニズム芸術を批判的に擁護する論考から幼年時代の回想へ。アドルノ晩年の思考のエッセンス。

目次

模範像なしに―まえがきにかえて
アモールバッハ
伝統について
ジュ・ド・ポーム美術館での走り書き
ジルス・マリーアより
好ましからざるもののすすめ
文化産業についてのレジュメ
ある世話人への追悼文
映画の透かし絵
チャップリン二編
芸術社会学のためのテーゼ
今日の機能主義
ルッカ日誌
悪用されたバロック
ウィーン、一九六七年のイースターのあとで
芸術と諸芸術

著者紹介

アドルノ,テオドール・W. (アドルノ,テオドールW.)   Adorno,Theodor W.
1903‐1969。ドイツのフランクフルト・アム・マインに生まれる。同市の大学およびウィーン大学に学び、フランクフルト大学で講義していたが、ナチス政権時代、イギリスを経てアメリカに亡命、1949年帰国。翌年から同大学教授。ホルクハイマーとともに研究所を再建した。哲学・社会学・美学の領域を統合しながら、フランクフルト学派の代表的思想家として知られるいっぽう、アルバン・ベルクについて作曲を学び、作曲を重ねたほか、現代音楽に関する理論および批判を展開した。著書多数
竹峰 義和 (タケミネ ヨシカズ)  
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門はドイツ思想史、映像文化論。東京大学大学院総合文化研究科准教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)