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コリアン・シネマ 北朝鮮・韓国・トランスナショナル

出版社名 みすず書房
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-622-08664-2
4-622-08664-6
税込価格 6,600円
頁数・縦 389,38P 20cm

商品内容

要旨

「春香伝」映画から『血の海』『月尾島』『南部軍』『オールド・ボーイ』『下女』『ナヌムの家』『オクジャ』まで縦横無尽に論じ、コリアンのアイデンティティを探る。

目次

第1部 コリアン・シネマ(民族的アイデンティティの創造―コリアン・シネマの歴史
ジェンダーと「春香伝」映画
民族意識と映画における歴史の表象
現代コリアにおける階級と文化的アイデンティティ
結論)
第2部 トランスナショナル・シネマ(『春香伝』―ニュー・コリアン・シネマで古い伝統を「売りこむ」
アジアン・ノワールにおける無法者の影―広島、香港、ソウル
一九六〇年代韓国ホラー映画における家族、死、そして怨魂
『ナヌムの家』から『鬼郷』まで―映画を通した旧日本軍性奴隷制の記憶継承
グローバルシネマとしての韓国映画と北朝鮮映画―二〇〇〇年から現在まで)

著者紹介

イ ヒャンジン (イ ヒャンジン)  
李香鎮。韓国・釜山生まれ。専門は韓国、北朝鮮、日本を中心とするアジア映画研究。英国シェフィールド大学東アジア学部准教授、立教大学、東京大学、同志社大学客員研究員(2005‐07年)を経て、2008年より立教大学異文化コミュニケーション学部教授。2014年ハーバード大学東アジア言語・文明学部キム・クー客員教授。韓国・延世大学で社会学修士号、リーズ大学コミュニケーション学部で博士号を取得
武田 珂代子 (タケダ カヨコ)  
熊本市生まれ。専門は翻訳通訳学。米国ミドルベリー国際大学モントレー校(MIIS)翻訳通訳大学院日本語科主任を経て、2011年より立教大学異文化コミュニケーション学部教授。MIISで翻訳通訳修士号、ロビラ・イ・ビルジリ大学(スペイン)で翻訳通訳・異文化間研究博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)